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愛車BMW・Z3が全損 交通事故被害の慰謝料と体験談

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大津で散歩中の保育園児の列に車が突っ込んだ事故

まだほんとに小さい子たちなのに、心が痛みます。。

 

最近、池袋の暴走事故とか、神戸の市バス暴走とか、

なんというか、歩行者が気をつけていてもどうしようもない事故が多いですよね。

 

 

交通事故っていつ自分の身に降りかかってくるか分からないんです。

 

わたしも2018年5月、運転中に脇から衝突されて、車がスピン、

対向車も巻き込む事故に遭いました。

 

加害者との示談は、ほぼまとまりつつありますが、

1年たったいまも完全には終わっていません。

 

被害者側からすると、保険会社からは納得する額を支払わないし、

時間はかかるし、ほんと疲れます。。

 

不幸にも事故に遭われてしまった被害者の方に、

体験談の1つとして参考にしていただければうれしいです。

 

 

目次

 

 

 

いまはなき愛車の姿、みてあげてください(泣泣)

かわいかったー(号泣)

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支払われた保険金

物損事故で、わたしの車の修理見積額は、1,882,235円 でした。

結論からいうと、示談金はこの額にまったく届かないものでした。

 

物損と人身それぞれ支払われた保険金です。

 

傷害保険       90,000円

一時金      200,000円

物損事故示談金  543,600円

人身事故示談金  500,267円

 

合計       1,333,867円

 

傷害保険と一時金は、自分が加入している保険からの保険金です。

 

これに加えて、人身傷害保険からの支払いがある予定ですが、

まだ話し合いの途中で、解決していません。。

 

 

 

 

事故で学んだこと

事故から1年近くたったいまでも保険会社とのやりとりが続いてます。

 

自分の保険会社や代理店の方にはお世話になっていますし、

示談も相手との間に入ってくれていて感謝していますが、

示談交渉となると、これまでの事例に照らし合わせて、とか

社内の基準・・・などと言われ、納得できないこともあります。

 

事故に遭って思ったのは、

保険会社は加害者のためのもの

ということです。

 

 

 

また、わたしの車はとても残念なことに

「経済的全損」という扱いになりました。

 

経済的全損というのは、

車の時価額に対して、修理費用が高すぎるため、全損扱いにする

というものです。

 

これは被害者側からすると納得できないことが多すぎます。

 

全損事故になるともめます

 

 

 

そして、示談交渉をしていくなかで、

もう埒が明かないから「訴えてやる!!」とおもったときに

自動車保険の弁護士特約に入っていると、訴訟費用が自分の保険から支払ってもらえます(上限あり)

 

わたしは、弁護士特約をつけていなかったので後悔したんですが、

弁護士特約は絶対につけるべき

です!!!

 

 

 

 

保険会社は加害者のためのもの

交通事故の被害者になったときに、自分が加入している保険会社のサポートはたしかにありがたいものです。

 

事故直後は、レッカーの手配や、今後の流れ・手続きなどを案内してくれます。

 

交通事故を何度も経験している人はほとんどいないとおもいます。

事故に慣れている(というか、事故の専門家のようなものですね)保険会社がいるのは、事故直後のテンパる場面で適切に対応してもらえるので、安心でした。

 

 

その後の示談交渉の場面でも、ある程度までは相手の保険会社との交渉をしてもらえますし、保険会社の担当者間で話し合った示談金が納得いくものでしたら、自分はその示談書にハンコを押せばいいだけですし、わずらわしいことは何もないです!

一から十まで保険会社におまかせってこともできるわけです。

 

ただ、これは

示談金が納得いくものだった場合

です

 

 

相手の保険会社が示談金を提示してきて、自分の保険会社の担当者を通じて自分のもとに連絡がきます。

つまり、この時点で、

自分の保険会社の担当者も「示談金はこれくらいだろう」とある程度納得している額

だということです。

 

 

その額に納得できなければ、自分の保険会社の担当者に納得できないということを伝えて再度交渉してもらうことになりますが、

そのためには、こういう理由だから、いくら損害賠償を請求する、ということをはっきりさせなければいけません。

 

この再交渉ですが、

ある程度は示談金は上がります

 

ただ、ある程度です。

 

わたしの場合、修理費用 約190万円 に対して、

最初にあちらの保険会社が提示してきた額は、約24万円でした。

 

 

これほどまで差がある場合、たとえば、150万円まで上がるということはまずないです。

せいぜい、5万10万のレベルです。。

 

相手の保険会社も、最初の提示額で納得しない場合を考えて、はじめは低く出してきます。

5万、10万ぐらい上げる余地を残しておいて、それで示談させようということなんですね。

 

 

5万、10万じゃ納得できない場合、さらに交渉しなければならないわけですが、

ここから先は、自分の保険会社も役に立ちません!!

 

 

なぜかというと、

最初の提示額の時点で、

自分の保険会社の担当者もある程度納得している額だから

です。

 

ここから先は、いくら自分の担当者にお願いしても

示談の話はほとんど進みませんし、

もちろん納得のいく額まで上がることはありません。

 

被害者がその額に納得してようが、してまいが、

これまでの同じような事故・ケースと照らし合わせて

だいたいこれくらい、と決まっている額、

それ以上はやる気がないという印象を持ちました。

 

 

つまり、示談交渉がこじれた場合は、

自分の保険会社もアテにならない

ということなんです。

 

 

ある程度までは、サポートもしてもらえますが、

示談交渉においては、

自分の保険会社は、自分の代理人ではないので、

こじれた場合、すべてお任せというわけにいきません。

 

 

一方で、事故の加害者側は保険会社に任せっきり、

事故のときから一度たりとも謝罪がない有り様です。。

 

加害者になった場合、保険会社に全部おまかせ~~でいいわけですね。

 

 

そういう意味で、

保険会社は加害者のためのもの

だとおもうんです。

 

 

 

 

全損事故はもめる

物損事故での示談交渉がもめる原因として「全損事故扱い」があります。

 

車が大破して物理的に直すことができない場合、全損になるのは誰もがわかると思いますが、

車の時価と比べて、修理代が高額になる場合、「経済的全損」といって、

修理代が支払われず、時価額しか補償されないことになるんです。

 

 

わたしの場合は、修理額 約190万円に対して、

その190万円は支払われず、

車の時価額=約40万円

過失割合1:9で、過失相殺をした結果、示談金として約24万円の提示でした。

 

 

 まず、「経済的全損」の扱いになることについて、

大切に乗っていた車が、「修理代が高すぎるから修理できない」と言われ、

突然乗れなくなる、というのが辛かったです。

 

大切にしてきたからこそ、修理できるなら修理して乗りたいという気持ちでした。

 

でも、修理代と提示された示談金にこれだけの差があると

修理して乗ることもできません。

 

 

 

では、同じ車を新しく買う、という選択肢ですが、

わたしの愛車(BMW・Z3 2.2i最終後期型)は、

新車はもうなく、中古車市場で状態の良いものを探すしかありません。

 

同じ型で、カーセンサーや、グーネットで検索すると、

100万円前後、当時掲載されていた10台の平均でも約87万円でした。

 

一方で、相手の保険会社が提示してきた時価額40万円は、

新車価格(375万円)の10% +消費税8% = 40.5万円

というものでした。

 

保険会社は、新車価格の10%というこの算出根拠も明確に示していません。

 

 

つまり、時価額40万円→示談金24万円 では

車を修理することも、新しく車を買うこともできないんです。

 

 

全損事・経済的全損の事故は、このようにもめるケースが多いようです。

たしかに、わたしのケースをみていただければ

もめるのも当然だという気がしますよね。

 

一体、何に対する損害賠償、示談金なんだと!

 

 

 

 

弁護士特約は絶対につけるべき

このように、示談金交渉がうまく進まないと、自分の保険会社もあまり役に立ちません。

 

おまけにわたしの場合は、相手が一方的に弁護士を出してきました。

 

それでも、ある程度は交渉を続けましたが、いい加減いやになりました。

最終的には、普段からよくしてくださっている保険代理店の方にお願いして、そこそこのところで示談をまとめてもらったんですが、

相手からの謝罪もないし、示談金もとうてい納得できないしで、訴えようと本気で考えました。

 

ただ、訴訟にする場合は、

訴訟にして増額される示談金と、弁護士費用を天秤にかけて考えなければいけません。

 

示談金をあげるのが目的なのに、弁護士費用を支払った結果、手元に残る額が少なくなったら本末転倒ですよね・・・・ 

 

わたしの場合は、それで訴訟は諦めました。。

 

 

 

ただ、「弁護士費用特約」に入っていれば話は別です。

 

本人、または家族が、自動車保険の「弁護士費用特約」に加入していれば、

訴訟になった場合の費用が、保険から支払われるんです!!

(300万円など上限があります)

 

わたしは、特約をつけていなかったので、後悔しました。

 

弁護士費用特約は、オプションでつけると保険料は 年額1,000円ぐらいのようです。

 

めったに起こらない事故ですが、

年1,000円で弁護士費用をカバーしてもらえるのであれば、

リスク管理という点で、検討する価値は十分あるとおもいます!

 

 

わたしは、事故以来、車に乗らない生活にしましたが、

この先、また車を運転するようになったら、迷わず弁特はつけます!!

 

 

 

 

 

以上、言いたいことはまだまだありますし、

時系列に沿って交渉の過程も書いていきたいとおもってるんですが、

とりあえず、もっとも役に立ちそうなことをまとめました☆

 

 

記事として書けそうだなーというのは↓↓こんなかんじです。

 

ななめ後ろから衝突されても過失割合1:9

物損事故の交渉経緯

むち打ちで100日通院 慰謝料の算定基準

 

 

記事の反応や、要望があったら早めに書きたいとおもいます!